■ 導入時に注意すべき「価格」と資金繰り
キッチンカーを導入する際、必ず注意しておきたいことがあります。
それは 購入価格と資金繰りのバランス です。
事業判断の一つの目安として、
総資本回転率2~3程度の売上 を基準に考える方法があります。
つまり、設備投資に対して過大な資金をかけないという考え方です。
近年は、見た目が豪華なキッチンカーも増えています。
ベース車両が高級車であったり、外国車であったりと、外観や装飾にコストがかけられているものも少なくありません。
しかし、それらの多くは お客様にとって直接的な価値とは言えない部分 です。
キッチンカーで本当に重要なのは、次のような点です。
・調理内容に適した 専門性の高い内装設計
・日々の営業で清潔を保てる 掃除のしやすい構造
・長期運用を前提とした メンテナンス性
キッチンカーは、見た目の豪華さよりも
営業効率と維持管理のしやすさ が重要になります。
さらに、防災の観点から見ても、
キッチンカーの価値は 継続して営業できること にあります。
過剰な設備投資は資金繰りを圧迫し、
結果として営業の継続性を弱めてしまいます。
だからこそ導入の際には、
事業投資として価格が見合っているか を冷静に判断することが重要です。
当社の導入モデルでは、
自己資金200万~300万円程度 からスタートされるケースも多く、
車両や設備についてはリースなどを活用することで、資金計画に合わせた導入も可能です。
重要なのは、見た目の豪華さに資金をかけることではなく、
営業を継続できる資金計画を立てること です。
キッチンカーは、日常の営業を支える存在であると同時に、
災害時には 地域を支える食のインフラ にもなり得ます。
派手な車両より、続けられる車両。
それが、防災に強いキッチンカーです。
■ 全車防災仕様
平時の営業が、そのまま防災力になる
当社のキッチンカーは、すべて 防災仕様を標準装備 としています。
災害時にも営業を継続できるよう、
電源・衛生・給排水といった基本設備を、あらかじめ備えています。
主な標準装備(電源・衛生設備)
・給排水設備
・外部電源対応
・リチウムイオンバッテリー
・充電器(バッテリー充電システム)
・インバーター(AC電源供給)
・保健所対応シンク
キッチンカーは、平時は営業車両ですが、
災害時には 食を支える移動インフラ にもなります。
そのため当社では、防災を特別な装備とは考えていません。
最初から備えておくべき基本機能 として設計しています。
また、防災の観点では 営業形態そのもの も重要です。
チェーンストアでの営業が可能かどうかも、重要なポイントです。
チェーンストアの客層は大衆であり、扱う商品は生活に欠かせないものが中心です。
そのため、幅広い客層への対応と、素早い提供時間 が求められます。
しかし多くのキッチンカーは、客層を絞った商品構成や、
ゆとりのある提供時間を前提とした営業形態です。
災害時には対象者は大衆となり、迅速な提供が求められます。
提供に時間がかかり、行列ができるような形態では、
支援として十分に機能しません。
当社のキッチンカーは、チェーンストアや商業施設での出店を中心に運用しており、
幅広い客層に対応しながら、安定した提供スピードで営業できる体制 を整えています。
平時に大衆向け営業が成立するキッチンカーこそ、災害時にも機能します。
裏を返せば、
震災時でも安定して食を提供できる体制ということです。
平時に安定して営業できるキッチンカーこそが、
いざという時、地域の役に立つ存在になります。
防災は特別な装備ではありません。
最初から備えておくものです。