百貨店催事、11日間の記録

ecoyatai

先日、百貨店で11日間の催事販売を終えました。
キッチンカー製作の技術を生かして、出展ブースを作成しました。

製作の難易度は、キッチンカーと比べれば100分の1ほど。構造自体はシンプルですが、正直なところ、何も知らない人が簡単に真似できる仕上がりではありません。
催事出店といえば、事務用の長テーブルに布を掛け、その上にアクリルのショーケースを置くのが一般的です。理由は明確で、専門業者に依頼すると、製作・解体・搬入出を含めて20万~40万円ほどかかってしまうからです。

ブースは購買意欲を高める最大のツールなので欠かせませんが、イメージに合ったブースを安価で用意できることも私たちの強みの一つです。

そしてもう一つ、主力商品である「あげぱん」の美味しさが、今回の催事で思いがけない結果を生みました。
地元の百貨店での開催ということもあり、「本当は買いたかったけれど、なかなか機会がなかった」という方が、想像以上に多いことに気づかされました。さらに、11日間という短い期間にもかかわらず、日を追うごとにリピーターが増えていく様子を、はっきりと実感しました。

このような光景は、昭和の百貨店ではありえないもので、チェーンストアが最も理想とする来店サイクルです。
令和の百貨店が、このような大衆品を販売するようになるとは夢にも思っていませんでしたので、時代の変化を目の当たりにしました。

催事販売の結果は大盛況で、その客数はフロア全体に花を添えることができたと思います。
「あげぱん」は簡単なようで、実はとても難しい技術が必要です。思いつきでできる商品ではありません。その証拠に、大手の菓子パンやベーカリーでも、レギュラーで長期に扱い、主力商品として販売しているところは一つもありません。

「あげぱん」の本質が解かれば、そう簡単にできる商品ではないことが理解できます。
この「あげぱん」は、競合したときに、その美味しさがさらに引き立ちます。

毎日交わしたお客様の笑顔。その先にあるご家族の笑顔まで想像できた、忘れられない11日間でした。